元夫の親族の特別縁故者として財産分与を受けた例 | 神戸相続弁護士 福田法律事務所

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解決事例

元夫の親族の特別縁故者として財産分与を受けた例

【解決事例】
相談前

相談者は、朴訥でとても人のよい方です。
被相続人は、元夫の親族で、身寄りのない方でした。

相談者は、被相続人から苗字を継いで墓を守るために養子になってくれと頼まれ、改名しました。

その後、子どもの事情があって養子縁組は解消したのですが、その後も相談者は子どもの面倒を見てもらう代わりに、何かと被相続人の身の回りの世話を焼き、長年交流を続けてきました。

相談者は、被相続人が亡くなったとき預金通帳を預かっていましたが、相続人がいなかったため、この通帳をどうしたらいいか分からないとご相談に来られました。

相談後

相談者からお話を聞くと、飾らない人柄とは裏腹に、とても苦労をされた人生でした。

相談者は、養子縁組を解消した後も、被相続人が亡くなるまで食事を提供したり、亡くなった後は葬儀をあげたりと実の親のように何かと世話をしていたので、特別縁故者として財産分与を受けられる可能性がありました。

そこで、相続財産管理人の申立てをし、相談者に対する特別縁故者に対する財産分与の申立てを行いました。

結果、結論が出るまで時間はかかりましたが、相談者が被相続人の特別縁故者であることが認められ,遺産の中から相当額の財産を受け取ることができました。

弁護士からのコメント

相談者は、被相続人の親族の生前に養子縁組を解消していますので、相続の権利はありませんでした。そのことは最初に説明し、納得されていました。

しかし、決して自分も生活に余裕があるわけではないのに、身寄りのない高齢者になった被相続人のために、働きながらも時間を作り何かと被相続人のところに通いつめ、長年実の親子のように過ごされてきました。

このような方が、法律上の相続人でないからといって、被相続人の残したささやかな貯金を全くもらえないというのも無情な話です。

特別縁故者の申立てにより、最終的には葬儀代・法要代など自分が持ち出した金額以上の分与を受けることができ、財産を分与してもらえるとは思っていなかった相談者に大変喜んでいただくことができました。

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調停に出頭しない相続人がいる場合の解決事例

【解決事例】
相談前

相談者の父・母・祖父はすべて亡くなっており、それらの現在の相続人は、相談者と兄だけでした。

しかし、兄は父母共に健在であったころから実家に寄りつかなくなっており、相談者ももう何十年も兄と交流がありませんでした。

相続の件で久々に兄と話し合いをしようとするも、電話番号はわからない、住所に手紙を送っても返信がない、調べ上げた勤務先も既に退職済みと、相談者にとっては音信不通で全く話ができない状態でした。

祖父や父は不動産を所有していましたが、その名義変更をしようにも兄の協力がなければできません。そこで困り果てて、当事務所に相談に来られました。

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兄を信用し遺産分割協議書に押印してしまってからの逆転ケース

【解決事例】
相談前

相談者の父親が亡くなり、相続人は兄と妹(相談者)の2名でした。

兄は父親と長年同居しており、両親の面倒を見てきた反面、長男としての意識が強く、他家に嫁いだ相談者に対してあまり家の事情を説明していなかったようです。

それでも兄妹の仲は悪くなく、相続問題が生じるとは全く考えていなかったようです。

父親が亡くなったあと、兄が相談者にまとまった現金を渡す内容の遺産分割協議書を持ってきたので、兄を信用していた相談者は何も聞かずに押印しました。

ところがその後、相続税に関する税務署からのお知らせが相談者のところに届き、兄から聞いていた以上に父親の財産が多額であったこと、相談者から受け取った現金のみでは、遺産分割の内容としては極端に不公平であったことが判明し、トラブルになりました。

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遺産分割を経ても実家に住み続ける権利を勝ち取った例

【解決事例】
相談前

相談者は3人兄弟の次男です。

長男・長女はそれぞれ独立して実家を離れていましたが、次男は体を壊して仕事に就けなくなった時から、実家に戻って父親と長年同居してきました。

父親が亡くなり、兄弟間で遺産分割を協議しましたが、相談者は他の兄弟から、実家の不動産(父親名義)を処分して金銭で分配するよう求められていました。
長年父親の世話になり、生活の面倒を見てもらってきた次男のことを、他の兄弟は快く思っていなかったようです。

しかし、収入がわずかで蓄えもあまりない相談者は、今後賃貸で暮らしていけるかどうかも不明で、実家を売却してしまうと住むところがなくなってしまう可能性がありました。

その点を非常に不安に思い、実家に住み続けることを何とか他の兄弟に納得してもらえないか、と当事務所に相談に来られました。

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遺留分減殺請求をし、交渉により金銭の分与を受けることができた事例

【解決事例】
相談前

相談者は長男で、ビル1棟を所有していた父親が亡くなり、相続が発生しました。長男と不仲だった父親は、次男にすべてを相続させる遺言書を作成しており、兄弟は父親が亡くなって初めてその遺言内容を知りました。

同じく父親の遺言により相続ができなかった長女は諦めていましたが、納得いかない長男は、こんな不公平な遺言を覆すことはできないかと当事務所に相談に来られました。

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