相続コラム | 福田法律事務所

神戸の相続に強い 福田法律事務所
相談料0円 078-366-6760までお気軽にお電話ください(受付時間 平日9:00〜17:00) WEBでのご相談は24時間受付中
相続コラム画像

相続人の誰もが空き家の相続不動産を引き取りたがらない場合

相続が起こったとき、遺産の中に空き家の不動産が含まれていることがあります。このような場合、相続人のうち誰もその不動産を引き取りたくないケースがありますが、どのように対処したら良いのでしょうか?

今回は、誰も空き家の相続不動産を引き取りたがらない場合の対処方法について解説します。

1.不動産は相続人の共有状態となる

被相続人が1人暮らしをしていたようなケースでは、遺産として被相続人が住んでいた空き家が残されることがあります。

このような場合、空き家を相続しても管理が大変ですし、無駄に固定資産税なども発生してしまうので、相続人のうち誰もその空き家を相続したくないということが起こります。

誰も相続しないとき、空き家はどうなるのでしょうか?

法定相続人がいる場合、遺産の不動産は、遺産分割協議が終了するまで法定相続人の共有状態になります。この場合、それぞれの法定相続人の共有持分は、法定相続分に従います。

よって、誰も相続したくないと言っても、現実には誰かが相続するしかなく、相続放棄しない限り相続を免れることはできません。遺産分割協議をしないままだと、相続人全員が不動産の管理義務を負いますし、固定資産税の支払いの義務も負うことになります。

空き家の管理不行き届きによって他人に迷惑をかけた場合には、相続人全員が責任を負わなければならない可能性があります。

2.売却して現金で分ける方法

空き家を相続したくない場合には、その空き家を売却して現金で分ける方法が、もっとも手っ取り早くメリットがあります。

そのためには、相続人全員が協力して売却手続きを進める必要があります。売却するためには共有者全員の同意が必要なので、1人でも反対する相続人がいたら売却はすすめられません。

不動産仲介業者に依頼するなどして売却手続きを進め、売却ができたら、諸費用を差し引いて、残りを法定相続分に応じて分配するなどすれば、無事に空き家の処分ができます。

3.寄付をする方法

売却して現金で分けたらお金も入ってきて良いのですが、空き家に価値がなく、売り先が見つからないケースもあります。このような場合には、空き家を寄付する方法があります。たとえば、空き家のある自治体に寄付をしたり、空き家の隣地の所有者に贈与をしたり、自治体や公益法人に寄付をしたりすることが考えられます。ただ、土地の場合はともかく、建物は管理コストがかかるため、相当の価値がない限り、寄付を受け付けてくれる自治体は少ないと思われます。

4.相続放棄する方法

空き家以外に目立った相続財産が無い場合には、相続放棄をすることによって空き家を相続しない方法があります。

相続放棄とは、プラスの資産もマイナスの負債も含めて、一切合切の相続をしないことです。相続放棄をすると、すべての遺産相続権がなくなるので、空き家も相続せずに済みます。ただし、その場合、空き家以外の他の遺産も相続出来なくなることに注意が必要です。たとえば他に価値のある不動産があったり、預貯金や現金、株などの価値のある遺産があったりした場合には、相続放棄をするとそれらも相続出来なくなってしまいます。

反対に、借金がある場合などには、相続放棄をすると借金も相続しなくて良くなるので、メリットが大きいです。

このように、誰も相続したくない空き家がある場合、方策としてはいくつか考えられます。自分ではどの方法が最適かわからない場合には、当事務所にご相談ください。

預金・不動産・保険・株式に関する記事の一覧はこちら

その他の相続コラム

これから作成する遺言の遺留分を放棄させたい

1.遺言で遺留分を放棄させることはできない 遺留分とは、遺言に従うと相続財産がない法定相続人にも最低限保障されている相続分のようなものです。たとえば妻と子ども2人が法定相続人となっているときに、遺言で妻だけに相続させる旨が記載されていたとしても、他の法定相続人である子ども2人は遺留分を主張して相続財産の一部を受け取ることができるのです。 他方,他の法...

被相続人の生前に遺留分を放棄させることはできる?

遺留分は、兄弟姉以外の法定相続人(配偶者もしくは子・直系尊属)に認められている、最低限の遺産の取り分です。また、意外と知られていませんが、遺留分は放棄することも可能です。では、被相続人がまだ生きている段階であっても、遺留分放棄は可能なのでしょうか。今回は、遺留分放棄の具体的な手続きや注意点など、生前の遺留分放棄を考えている方は必見の内容です。 被相...

財産目録の作成

当事務所に寄せられたご質問にお答えいたします。 財産目録はどのようにして作成すればいいのでしょうか?作成するうえで気をつけることはありますか? 遺産分割で相続人同士のトラブルを防ぐために、被相続人の財産をすべて把握し、種類ごとに一覧にする「財産目録の作成」が欠かせません。ここでは、財産目録の作成にあたって相続財産の調査方法と財産目録作成の際の注意...

相続における土地や不動産の時効取得とは?

相続財産に土地や建物が含まれるとき、問題になるケースのひとつに「時効取得」があります。聞きなれない言葉かもしれませんが、「相続財産が誰のものかはっきりしない」可能性があることから、無視できないものです。ここでは時効取得の概要と、相続において時効取得が認められるケースなどを解説します。 そもそも時効取得とは何か? 不動産の時効取得とは、土地や建物を...

相続・遺産分割に関するお悩みは、
神戸の相続対策に強い弁護士に お気軽にご相談ください。
初回相談無料!お電話にてご連絡ください
078-366-6760までお気軽にお電話ください(受付時間 平日9:00〜17:00) メールでのご相談予約は24時間受付中